結局ムーアの法則って限界なの?まだ行けるの?どっち!?
こんにちは。クアッドです。
突然ですが、このブログTick-Tock+のブログ名の由来をお話ししたいと思います。
この名前は、インテルのcpuロードマップモデルから来ています。
インテルのtick-tock戦略とは
インテル チック・タック モデル (Intel Tick-Tock) とは、半導体製造業者のインテルが2006年のCoreマイクロアーキテクチャ以降採用している戦略で、マイクロアーキテクチャにおいて微細化と機能向上を交互に繰り返す開発ロードマップモデル。チクタク戦略。
回路に手を付けず単にプロセスルールを微細化(それにともないダイ上に占める面積を縮小)した世代を「チック」、機能向上を図り新しく設計した世代を「タック」とし、毎年「チック」と「タック」を繰り返す。
つまり、1年置きにモデルチェンジとマイナーチェンジを繰り返しながら、新しいcpuを開発して行くよ。というわけです。
いや、厳密に言うと違います。
製造ルールの微細化と新設計での機能向上(アーキテクチャの変更)に、モデルチェンジとマイナーチェンジの関係はそのまま当てはまらないです。
半分ずつモデルチェンジしているといった方が正しいのかな。
でも、僕のような素人からすると微細化の方がインパクトが強く、そっちがモデルチェンジのような感覚です。cpuの設計とかよく分からないですし。
iPhoneで例えると
iPhone5(チック)→iPhone5s(タック)→iPhone6(チック)→iPhone6s(タック)
見たいな感じかな。チックとタックが逆な感じもしますが。
一年くらい前、ブログを始めようと思ったときに、このチック、タックの2ステージ制はもう成り立っていないという記事をどこかで読みました。
今は、「微細化」「機能向上」「最適化」の三段階になっていて、Tick-Tock+というサイクルになっているという記事でした。
Tick-Tock+って響きがなんとなく好きで、そのままブログ名にしてしまったというわけです。
ブログのコンセプトとして、新しいことに挑戦したり、生活の中で色んな改善をしていくことで、ちょっとずつ人生を豊かにしていくための情報をお届けするみたいな感じです。
まぁ今のところやっているのことはただの雑記ですが。しかも名前を決めてから、ブログ開設までに1年以上たっているという有様・・・
すみません、話をインテルのTick-Tockに戻します。
なぜ、2ステージ制から3ステージ制になったのか。これは単純にプロセスルールの微細化に時間がかかるようになったからです。
最近で言うと14nm→10nmへの移行が今までの開発期間で行えなかった。
これが何を意味するのか、、、はい、ムーアの法則の終焉です。
ムーアの法則とは
うーん、、、いい響き。かっこよさげ。
ムーアの法則はインテルの創業者の一人である、ゴードン・ムーアさんが1965年に、「トランジスタの微細化は非常に速く進み、集積度は毎年倍増していく」と言ったことが元になった言葉です。(のちに2年ごとに修正)
つまり、倍、倍、倍
と集積度が増していくと。
実を言うと単純な微細化のペースとして、この法則はしばらく前から、成り立っていないようです。
なので、現在はコンピューターの性能の向上を指す言葉として、使われていることも多いみたいですね。
まぁとにかく、
コンピューターの性能は指数関数的にどんどん向上していくんだぜ!!!!
2年位で微細化して、性能は向上するわ、消費電力は下がるわ、製造コストは下がるわ、もうほんと大変なんだからね!!!!!
と言う訳です。すごいぜ!
でもこのムーアの法則、何年か前からもう限界なんじゃね?っと言われています。
ムーアの法則の限界
プロセスルールの微細化とは、半導体を構成するトランジスタ(素子)を小さくして密度を 高めるとこを指します。
これにより、小型化、性能向上、消費電力の低減が可能です。
んで、インテルは、10nmのプロセスルールで製造するのcpuを市場に投入すると発表しています。
10nmて!
ウイルスの大きさが100nmですよ!
ちっさ!もう無理やろ!
寂しいけどムーアの法則完全終了やろ!
でも終わってほしくないよ!
なんかよくわかんないけども!夢があるし!
どうなん?まだまだいけるの?どっち?
ムーアの法則もう終わりだよ派の人
これは、割りとあちこちで言われている気がします。
そんなもう終わりだよ派の方々の中でも大物なのがこの方↓
gpuを作っている、NVIDIAのCEO、Jensen Huangさんです。ごめんなさい。読み方がわかりません。
記事を超大雑把かつ大胆に要約すると、彼はこう言っています。
「マイクロプロセッサの微細化はもう頭打ちだよん!性能向上はもう昔みたいなペースで進まないよー!・・・でもね?・・・・gpuはまだまだ伸びるよーん!これからの半導体業界はおれらの時代です!投資家のみなさん!ひとつよろしく!」
と言うことです。・・・たぶん。
NVIDIAと言えば近年、飛ぶ鳥を落とす勢いのgpuメーカーです。
gpuはコンピューターに搭載される画像処理装置です。
動画を扱ったり、ゲームをしたりするときにも活躍します。
最近では、仮想通貨のマイニング、AIの深層学習などでもgpuは活躍しています。
こうなってくるとcpuとgpuの違いって何?って思っちゃうんですが、誰か教えてください。
まぁとにかく、こんな大物もムーアの法則終了宣言を出しちゃっているわけです。
ムーアの法則は終わっちゃいない派の意見
まだ終わってない!と主張するのはインテルです。
うん。ごめん。難しいことは良く分からんけど、我らがムーアの法則を堅持する!ということらしい。
でも、これってインテルの立場的にこう言いたいだけなんじゃないのん?
言葉のマジックなんじゃない?
という邪推をしたくなる気もします。
そして、新たなる希望
結局ムーアの法則がこれからも維持できるのか、知識がなさ過ぎる僕にはいまいちわかりません。
ただこんな記事を見つけました。
こちらをご覧ください。
そこでIBMは何をしたのか? グローバルファウンドリーズやサムスンとともに研究を行う彼らは、垂直構造ではなく水平構造に目をつけることで、事実上「第4のゲート」ができるようなシリコンナノシートの構造をつくったのだ。
「これは素晴らしい技術開発です」とハッチンソンは言う。「トランジスターをもっと小型化できれば、同じだけのスペースに、より多くを搭載できます。つまり、同じサイズでもより処理能力の高いコンピューターができるのです」。この場合、7nmのチップ上に200億のトランジスタが載っていたものが、5nmのチップに300億載るようになる。IBMは、電力を75パーセント削減できるとみている。
なんかよう分からんけど、すごいぞIBM!
5nmとか言ってる!
人類の希望!
ワクワクするような新技術の実現には半導体の進化は欠かせない
記事にもあるとおり、自動運転、AI、5G通信、などなどのこれから実現が期待される技術の実現には、半導体の進化が不可欠です。
世界中の技術者のみなさん!頑張ってください!
そして、夢をありがとう!
いつかやってくる、本当の終わり
ただ、ムーアの法則の終わり
というか、トランジスタの微小化の限界はいつかやってきます。
小さく、小さくしていっても、いずれ原子の大きさの壁にぶつかるからです。
そのとき、人類はもっと大きなイノベーションをおこし、コンピューターを進化させ続けられるのでしょうか?
とっても気になります。
量子コンピューター実現しないかなぁ・・・
まとめ
ムーアの法則、量子コンピュター・・・
響きが好き。
*みなさんお気づきでしょうが、僕は技術的なことはちんぷんかんぷんです。
とんでもない間違いを書いてるかもしれません。その際はご指摘いただければと思います。
ブログで稼いだお金で、いつか廃スペPCを自作して記事にするのが夢です。
以上です。